【翻訳記事】米国四天王Romance氏の語るKOF XIVとKOFコミュニティ事情

最近もNaptown City Clutch VI のKOF部門で優勝、スト5部門でトップ8入賞、と活躍している米国四天王の1人、ロマンス氏。アメリカでKOF14のイベントを開きながら遠征し、コミュニティにも貢献しているロマンス氏の、短いながらまとまったインタビューです。

元記事:Romance explains the most fun aspect of KOF, community reception of the latest game and why YOU should be playing it in this exclusive interview

KOF13におけるEVOでの2度のトップ8や、彼が注目されてからの数々のトーナメントの勝利を鑑みれば、Ramon “ロマンス” Navarrete Valenciaは世界的に特筆すべきプレイヤーの1人である。

KOF14は昨年8月に発売されて以来、2017年のEVOの枠を勝ち取るだけの十分な人気があるように見える。しかし、ロマンス氏はSNKの長いシリーズの最新作であるKOF14により多くの潜在的なプレイヤーがいるはずだ、と感じている。彼らがチャンスを与えさえすれば。

我々は幸運にもロマンス氏というメキシコ人プレイヤー(現在は南カルフォルニア在住、そして直にラスベガスへ大移動するという)にKOFコミュニティのKOF14への移行と、なぜ一プレイヤーとしてKOF14が楽しいのか、ということをインタビューする機会を得た。

Raptor(*聞き手):KOF14をプレイしていて何が一番面白いですか?

Romance:このゲームはプレイヤーのスキルが真に反映されるのが好きだね。心理戦やそういったことにクリエイティブになれるし、かけた時間の分報われる。KOF14は他のゲームほどシンプルではないけれど、他のゲームよりも結果に反映されやすいんだ。

Raptor:シリーズにおいて最新作が出たときは常にそうですが、最新作へのためらいや慣れるまでのコストが必要になります。14が出たとき、KOFコミュニティではどうだったのでしょうか?

Romance:実際コミュニティの反応は少し芳しくなかった。システムが以前の作品とは違っていたからね。多くの人々はKOF13を愛していたし、私も多くの友人や楽しい時を提供してくれた点でKOF13のことは好きだ。でも、私は14への移行に着いていくつもりだし、慣れるのに時間がかかるシステムにだってそうだ。

その理由、すなわちシステムに簡単に適応できない、ということによって、コミュニティの分断も多少起きている。KOF世界選手権(*KOFWCS)が1本先取で行われた*1ことについても日本以外の国のプレイヤーたちは文句を言っていたが、日本の対戦シーンがEVOに進出してくることで我々のルール*2を受け入れてくれるだろうと考え、私は受け入れたよ。

でもそのような最近のイベントや最新の調整パッチによって、KOFコミュニティは14を受け入れるようになり、プレイヤー数も回復してきた。KOF14の対戦シーンは段々と盛り上がってきている。KOF世界選手権は本当にこのゲームのためになった。そして、閉会式にSNKが公開したコンテンツはイベントの締めくくりに相応しいものだったね!特にDLCキャラクターは良かった。

*1:ウィナーズは2回戦まで1本先取、3回戦以降とルーザーズは全て2本先取でした。進行や会場の確保、来場者相手に見せるという都合、および中国決勝がなくなった影響等々の事情によるものと思われます。ルーザーズは途中から別チャンネルで配信されてました。
*2:海外ではより実力を発揮できる、偶然の要素をより排除したい、被せ合いの戦略的余地が生まれるとして2本先取以上で試合をやることが多いです。ただし、日本でも多くのKOF14トーナメントが2本先取で行われています。上記の(会場など日本特有の)事情を汲んでもらえなかった感はあります。

このゲームのグラフィックはとてもいいし、KOF14はどのトーナメントでも国際的な戦いが見られる熱いゲームだ。EVO2017決勝が待ち遠しいし、私やKOFの友人がより多くの大会に出場するチャンスを得て、アメリカのシーンに必要な熱量を提供できればと思うよ。うまくいけばいくつかのesportsチームを引きつけることもできる。

Raptor:あなたはもちろんのこと、どのプレイヤーのプレイがお手本になると思いますか?

Romance:そうだね、あえて挙げるならJuice Box*3とKCO|Pedroだね。

※ロマンス氏は彼がSocal Regionals 2016でトップ8に進出したときの動画を教えてくれた。ロマンス氏はトップ8の開幕でレイナルドと戦い、57:00からまた映っている(*このときの対戦相手は前述のKCO|Pedro選手)

LevelUpSeries.より

*3:通称Juice Box先生。ストリートファイター4のアベルで有名。KOFも13のチュートリアル動画を作成したりと精力的に活動。EVO2016 KOF14発売前トーナメントトップ8。最近も配信を行ったり、チュートリアル動画を製作再開している模様。
*4:アメリカのKOFプレイヤー。Frosty Faustings IX 2017でもトップ8入賞。

Raptor:今世代の格闘ゲームについて、カジュアルとガチ(*競技志向)両方のお客さんにアプローチすることにたくさんの議論がなされています。KOF14はどちらにもアピールしていると思いますか?それとも一方に偏りすぎていますか?

Romance:個人的には14は両方にアプローチ出来ていて、でもゲームの一部はさほど簡単でなく、努力と時間を注ぐ必要がある、という点で少し競技寄りかな、と思う。同時に、強いプレイヤーたちは、このタイトルへの新規参入者に歩み寄って助けるべきだ。

コミュニティの1/3ほどが新しいシステムに馴染めていないと思っている。でも対応せずに文句ばかり言っていても埒があかない。

私は自分の配信を行い、できるだけ多くの知識を提供したい。私がストリートファイターVIを練習し始めたとき、南カルフォルニアのプレイヤーたちが助け、導いてくれたことでてきめんに上達できた。同じように、新規KOFプレイヤーたちを導いてあげたいと思っている。

Raptor:私のようにあまりプレイしたことがない人がKOF14を手に取るべき理由は何でしょうか?

Romance:かけた時間がプレイにより反映されるところだ。KOF14はプレイヤーの技量が反映される正直なゲームなんだ。防御やコンボ精度、反応など、格闘ゲームの個別の要素について上達を手助けしてくれるだろう。

このゲームはとても良く、多くのプレイヤーの役に立つ。KOFから他のゲームへの移行は非常に簡単になるはずだ。うまくなるためには基礎力を本当に磨かねばならないから。

ロマンス氏は現在のところフリーで、彼のTwitchチャンネルで頻繁に配信を行っている。そして新規プレイヤーからの質問にも喜んで答えるそうだ。

ロマンス氏自身と、彼が考えを聞かせてくれたこと、時間を割いてくれたことに改めて感謝したい。


KOF14はつくりは荒いですが実力が反映されるゲームです(98プレイヤーの大門にボコられながら)。

記事中でも話題に挙がっている世界選手権での1先について補足します。KOF14は1試合あたり5分ほどかかるのが普通で、2本先取だとキャラ替えやボタンチェックも含めて最大15~20分かかります。ここでもし大会が全て2先で行われていた場合の試算をしてみましょう。

まずルーザーズも含めてトップ4を決定し、それから全て放映するとなると、8+4+2+4~5=18~19試合行われることになります。しかもそれらが全て放映されるわけですから、

(15~20分)×(18~19試合)=270~380分(4時間30分~6時間20分)

幕間を含めずともこれぐらい時間がかかってしまいます。

もし中国でのグランドファイナルがあって、トップ4出すまでで終われるなら、ギリギリ3時間半~4時間40分ぐらいになります(それでも長いです)。会場や、シアターで観客に見せる形式などの事情を加味すると、結果的に1本先取で良かったことがわかります。

個人的には間延びしない時間のうちに終わったのも良かったです。私があまり海外大会を生で観ない理由のひとつが配信時間の長さでもあるからです。

そして、日本のトーナメント事情として「会場費、高いんやで?」の一言は海外プレイヤーにも一度声に出して読んで欲しいところであります。

“To rent a venue in Japan costs really really expensive (and complicated).”

(Kai-jho-he taka-in yade.)

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